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村落開発を目的に、ウガンダで活動する非営利団体 "Agriculture Innovations for Sutainable Development - Uganda / AISUD (アイサド) " によるブログです。 活動の近況や、ウガンダの情報を発信していきます。


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カダフィー・モスクと市内の写真

※独立行政法人 国際協力機構 JICA関西のホームページに、AISUD代表の記事が掲載されました。

→ 「人」明日へのスト―リー 千里の道もこの一歩から へ

ご無沙汰しております、副代表です。
長期にわたりブログの更新がストップしてしまい、申し訳ございません。

2012年7月より新年度を迎え、現在昨年度の事業報告、及び会計報告を準備しています。
近日公式ウェブページにおいて公開の予定です。

昨年度のAISUDは、「平成23年度 世界の人びとのためのJICA基金」案件採択に伴い、ワキソ県・ブスクマ副郡においてマイクロクレジット事業を展開したり、これまでの既存グループのメンバーに対する貸付限度額を引き上げる等の活動を主軸として行ってきました。
これらのフォローアップのレポートについても、準備が出来次第公開の予定です。


さて、カンパラでは雨季も終わりに近づき、ラストスパートのように毎日1回はバケツをひっくり返したかのような雨が降る日々が続いています。
副郡ミーティングやフォローアップの度にフィールドに出る代表とはうってかわり、基本的に首都・カンパラにてパソコンと睨めっこをしている副代表も、ウガンダに来て間もなく2年半が経とうとしています。

そしてある日ふと思い出しました。

そういえば、あんまりカンパラを観光していない…
見たといえば、

・生活していく上で行かざるを得なかった市場(ナカセロやオウィノマーケット)
・乗合バスが客待ちをしているタクシーパーク
・ウガンダミュージアム(その残念具合が気になる方は こちら へ)

位ではなかろうかと…
生まれてずっと関西に住んでいたのに関わらずUSJにはじめて行ったのが20歳の時だったように、ウガンダでもわざわざ近所を観光しに休みの日に外に出る努力を怠ってきたわけですが、それでもやはり、せっかく居るんだから、ある程度市内の観光スポットは押えておくべきなのでは・・・・と思っていた矢先、

「カンパラ市内を一望する写真が要る!」

というミッションを代表より受けました。

また、これまでに色んな人から

「ウガンダには、ビルとかちゃんとした建物、あるの?(笑)」

という質問を受け、回答の根拠として市内の写真が上手に撮れないかなぁ…と思っていた事もあり、仕事ついでではありますが、オールド・カンパラにあるカダフィー・モスクのミナレットにのぼってきました。

※ミナレット・・・イスラム寺院に付随し、礼拝時刻の告知(アザーン)のために使われる塔。昔はこのミナレットの上でアザーンが朗唱されていたそうですが、現在はミナレットにスピーカーが付けられ、そこから放送されています。

カダフィー・モスクは、その名の通りリビアのカダフィー大佐からの寄付のもと、2007年にカンパラ・ヒルの頂上に建設された、ウガンダ最大のモスクです。
カダフィー・モスクと市内の写真_d0156945_19232429.jpg

モスクの人の講話を終え、外へ駆け出していく小学生たち。

ウガンダ人の多くはクリスチャンですが、イスラム諸国会議機構の加盟国でもあるように、ムスリムも少なくはなく、地方に行くとムスリムの集落をところどころで見かける事があります。

過去にアラブ諸国で幾つか観光用のモスクやそうでないモスクを見学した事があったのですが、観光スポットとして有名なモスクはさておき、本来の目的である宗教施設として利用されているモスクは、やはり「見世物ではない」という意識あり、礼拝目的以外で中に入るのは憚られるイメージがありました。
また、場所によってはモスクやミナレットを管理している人が、観光客に必要以上にチップを要求してくるような事もあったので、金銭交渉の可能性を考えると面倒臭いな~という感も若干ありました。

そんな私の先入観をカダフィーモスクは払拭してくれました。
ウガンダのイスラム最高評議会もあり、多くのムスリムが平日にもやってくるモスクであるのと同時に、観光客に対応するシステムもしっかりしていたのに驚きました。
門前払いを食らわないように…と思い、長そで長ズボン、ストールを念の為に持って行ったのですが、門をくぐった直後にモスクの人に呼び止められ、事務所に案内され、そこで定められた見学費用を払えば、ズボンの上から巻くスカートとヒジャーブ(女性の頭部をおおう専用の布)を着付けて完全防備させてくれ、ガイドさんも同行してモスクを案内してくれました。

私についてくれたガイドさんは、マケレレ大学の観光課の学生さんで、現在インターンシップでモスクに来ているとの事。
ウガンダ中のイスラム系の学校から見学者が来るそうで、私がモスクを見学した小1時間の間にも、小学校と高校の生徒たちが見学に訪れていました。
カダフィー・モスクと市内の写真_d0156945_19255181.jpg


カーペット:リビア製
シャンデリア:エジプト製
壁タイル:モロッコ製
ステンドグラス:エチオピア製
木材:コンゴ産

…と、ウガンダ産のものが入っていない点は突っ込まない事にしておき、大変美しい内装が施されていました。
ただ、大佐が死去した2011年10月以降、寄付がリビアから入らなくなってしまい、財政的に困っているのが現状なのだそうです。

礼拝スペースはとても広々としていました。
ガイドさんは「屋外の礼拝スペースも含めたら5万5千人収容できる」と言ったのでびっくりしたのですが、後からネットで調べてみるとそれは多すぎのようでした。
それでも、1万5千人だったり、1万人に満たなかったり…と、色々なデータが出てきてしまい…とりあえず数千人規模で入るという事で。

そしてミナレットへ。
カダフィー・モスクと市内の写真_d0156945_19275183.jpg


塔の中はらせん状の階段がひたすら続きます。
5分ほどぐるぐる登りつづけたでしょうか、息も切れ切れになった所でやっと外へ。
カダフィー・モスクと市内の写真_d0156945_19303611.jpg


…先ほどの回答ですが、ウガンダにもビルはあります!!(但し主要都市に限る)

ちなみに、写真の中段左側の白い箇所は、タクシーパークと呼ばれる、カンパラから地方へ発着する乗合バスの集合場所です。
白のハイエースが所狭しとひしめきあっているのをご想像頂ければと思います。

また、その奥のビルや建物が密集しているのが、カンパラの中心部です。

この日は曇りだったため、アフリカの真っ青な晴天の下の写真撮影とはいきませんでしたが、カンパラの市街地、そして遠くにはAISUDの事務所が位置する丘までも見渡せる絶景を目にする事ができました。
数少ない、お勧めのカンパラ観光スポットです。

副代表
by aisud-uganda | 2012-07-25 19:44 | ウガンダ 日常